用語集
規格
仕様について
商品名称
スイッチ構造
取扱いについて
発光素子
2色発光形(照光式スイッチ)
照光式スイッチにおいて,照光部分(面)が2色変化して発光する構造のものです。
一般に,LEDの場合,発光素子自体が2色発光するものと,単色発光素子が2種類組み込んであるものとがあります。
C-UL規格
CSA規格に適合していることをULが認定したマークです。
1989年アメリカ・カナダ自由貿易協定に基づいて,アメリカとカナダの政府は自国の試験機関だけを認定していた方式を改め,双方が互いに相手国の試験機関の認定を行うこととなりました。ULは,カナダ基準協議会から認証機関及び試験機関として認められました。

EN/IEC60529(保護等級IP)
エンクロージャーの気密性についてのIEC規格のことです。気密性(一般に,防塵・防水・防沫等)の程度の表現しかたとして,IPにつづく2つの数字を用いて表します。例:IP65

LED
Light Emitting Diodeの略称です。金属リードフレームに半導体チップをマウントし,樹脂で全体を包み,レンズ状に成形したものです。
直流電圧を印加することで,半導体が発光するものです。
LEDの安定抵抗計算
LED回路の安定抵抗“R”の計算は,各LED仕様の順電圧VF,推奨動作電流IFをR=(E-VF)÷IFの式に代入して算出します。尚,抵抗Rのワット数は,LEDの使用周囲温度,LED内部の温度上昇率など安全率を考慮し,2~3倍とします。※E=電源電圧,VF=順電圧,IF=推奨動作電流,R=安定抵抗
N/O&N/C
【N/O】
NORMAL OPENの頭文字をとったものです。ノーマルオープンとは,スイッチ操作しない通常の状態で,接点が開いている(OFF)ことを意味します。
【N/C】
NORMAL CLOSEの頭文字をとったものです。ノーマルクローズとは,スイッチ操作しない通常の状態で,接点が閉じている(ON)ことを意味します。

UL規格
アメリカの火災保険会社の協会が,1894年に設立した非営利法人Underwriter’s Laboratories Inc.の略称です。ULは火災,盗難,その他の事故から人命,財産を保護するための研究,試験,検査を行うことを業務とし,安全に関する基準(規格)も作成しています。

サーキットボーイ
NKKの代表的な極超小形スイッチで,プリント基板専用スイッチです。スライディング・ツイン・クロスバー・コンタクト機構が高接触信頼性を保証します。サーキットボーイには,A,B,G,G3シリーズがあります。

ストローク
キー部を押し始めてから,スイッチが電気的にONするまでの操作距離をいいます。通常キー中心部での値を規定します。ストロークは短い方がより軽タッチ感へつながりますが,耐電圧低下にも配慮が必要となります。
スライディング・ツイン・クロスバー・コンタクト機構
弊社商品のサーキットボーイシリーズに採用されている機構で,可動接片が円柱接点部を両側から挟む二面摺動接触方式をとり,可動接片が切換る都度,セルフクリーニングを行う構造です。

セルフクリーニング
スイッチ回路の開閉の都度,接点自身がスライドしながら移動し,接点表面を清浄にする効果のことです。セルフクリーニングにより,常に安定した接触信頼性を得ることができます。
全防水
スイッチ本体に気密性を付加し、端子部をリード線などで保護することにより、スイッチ取付け時のパネル表面及びパネル内部共に防水性を持つものです。NKKのWシリーズリード線付タイプはパネル表面:IP67、パネル内部IP67です。

マイクロスイッチ機構
一般に押ボタンスイッチにおいて,操作ボタンを押すと作動バネに力が加わり,次にこのバネが瞬時に反転し,可動接点がN/C(常時閉路)接点から離れ,N/O(常時開路)接点に接触する機構をいいます。

レバーロック
誤動作防止用のスイッチです。スイッチの操作は,レバーを引き上げたまま倒すと回路切換えができ,切換えた位置で手をはなすと,レバーと回路がロックされます。振動・衝撃を伴う自動生産システムやレバーを引っ掛けたりすることで,誤操作が起こると重大な危険を伴う場所に最適です。

ロック形
一般に,押ボタンスイッチの操作特性の一つで,操作部を押すとスイッチ回路が切換り,手を離してもその状態を保持し,操作部も押された状態でロックされます。再度,操作部を押すことにより,初期の状態に戻ります。

電流容量
スイッチ毎に定められた条件(負荷の種類,電圧等)において,そのスイッチの性能を保証できる最大電流値です。尚,電流容量は負荷の種類及び電圧等に影響を大きく受けますので,使用に際しては十分な配慮が必要です。
NKKカタログ表記例
特殊回路スイッチ
操作部を左・中央・右のいずれの位置に倒しても,スイッチ回路がON・ON・ONになるように設計されたスイッチです。単極3投と2極3投があります。本スイッチは端子を外部接続して,単極3投(又は2極3投)として使用する場合と,通常状態(外部接続しない)で使用する2極双投(又は4極双投)の2通りの使い方があります。通常状態の使い方では,一般のスイッチとは異なり,2個(又は4個)の可動接片が同時に同方向に移動せず,異なった動きになります。
弊社商品では,トグルスイッチ(A,Mシリーズ)スライドスイッチ(M,SSシリーズ)にご用意しております。

[2極3投]
